
1. はじめに
SNSやWebサイトにイラストを投稿したときに「思ったより小さく表示される」「ぼやけて見える」と感じたことはありませんか?
px(ピクセル)とdpi(解像度)の関係を理解し、用途ごとに最適なサイズを選ぶことが大切です。
この記事では、SNS投稿や印刷物制作に役立つ「イラストの画像サイズ選びのコツ」をわかりやすく解説します。
2.px(ピクセル)とは?
ピクセル(px) は、デジタル画像を構成する最小単位の「点」のことです。
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大きなpx数 → 高精細な画像
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小さなpx数 → 粗く表示される画像
SNSで表示するだけなら1,200px程度でも十分ですが、印刷用となると3,000px以上は欲しいところです。
3.dpi(ドット・パー・インチ)とは?
dpi は「1インチ(約2.54cm)の中に何ドット配置するか」を表す数値です。
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72dpi:画面表示向け。WebやSNS用に最適。
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150dpi:ポスターなど大きなサイズに使える。遠目で見る印刷に向いている。
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300dpi:高精細印刷。教材、チラシ、パンフレットなどに推奨。
ポイントは、「画像自体のピクセル数 ÷ dpi」で印刷サイズが決まるということ。
4.SNSでの最適サイズ目安
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推奨サイズ:1080px × 1080px(正方形)
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長方形なら:1080px × 1350px(縦)/1080px × 608px(横)
Twitter(X)
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推奨サイズ:1200px × 675px(横長)
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ヘッダー画像:1500px × 500px
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推奨サイズ:1000px × 1500px(縦長)
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推奨サイズ:1200px × 630px(横長)
5.印刷用サイズの目安
印刷の場合はdpiを考慮する必要があります。
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A4印刷(210×297mm) → 約 2480px × 3508px(300dpi)
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A3印刷(297×420mm) → 約 3508px × 4961px(300dpi)
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B2ポスター(515×728mm) → 約 6000px × 8500px(150dpiでも可)
2048pxのイラストなら、A5〜A4程度の印刷には対応可能ですが、A3以上の大きさだと画質が荒くなるため注意が必要です。
用途別おすすめサイズまとめ
用途 | 推奨px数 | 推奨dpi |
SNS投稿 | 1200〜2000px | 72dpi |
Webサイト掲載 | 1500〜2500px | 72〜150dpi |
教材・チラシ印刷 | 2500〜3500px | 300dpi |
ポスター印刷 | 4000px以上 | 150〜300dpi |
6.サイズ選びの実用的な工夫
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2サイズ用意する:Web用(軽量)と印刷用(高解像度)を準備しておくと便利。
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PNG保存:透明背景が必要な場合に最適。劣化もしにくい。
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PSD納品:編集用データとして提供できると依頼者に喜ばれる。
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JPG保存:SNSやWeb用に軽くしたいときに便利。
7.まとめ
イラストの画像サイズは、用途によって必要な基準が変わることを理解するのが大切です。
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SNSやWebなら1200〜2000px程度で十分。
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印刷なら3000px以上(300dpi)が安心。
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大型ポスターなら4000px以上を目安に。
適切なサイズでイラストを保存・提供することで、画質のトラブルを防ぎ、利用者に満足してもらえる素材になります。
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