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正確さと躍動をイラストへ 魚の「生命」をまっすぐ一枚に。



魚イラストのコンセプトは、祖父に教わった釣りが原点です。
水辺で出会った魚たちは、環境に適応し、生き抜くためのかたちをしていました。
その一つひとつの形態には、進化と生態の記録が宿っています。
やがて、釣りは観察と記録へと変わり、フィールド調査で得た実物の感触や色彩が、描く際の基準になりました。
図鑑的な正確さとともに、「生きている魚の存在感」をどうすれば再現できるかを探り続けています。

科学的な理解を基礎に、芸術としての美を描く。
それが、魚類イラストアーカイブの目指す姿です。

Thoughts and ideas

原点

釣りから学んだ魚と自然への敬意

私が魚と出会ったのは、幼いころ祖父に教えてもらった釣りでした。
早朝の川辺で聞いた鳥の声、冷たい川の水、そして、水面に跳ねる一匹の魚。その小さな命の煌めきに、いつも心を掴まれる感動を覚えました。
釣りは獲るだけではなく、「生きものの世界に触れるための時間」でもある。
その教えが、今も私の中に生きています。

 

フィールドで体感した「美」の実感

ありのままに生きる魚。その姿こそが、美です。

成長するにつれ、釣りは観察と記録へと変わっていきました。
河川や海、時には湖にも足を運び、魚たちの形態や色彩、生態に触れ、装飾された「美」ではなく、生きるために生まれた美しさを知りました。

「自然のデザイン」を正確に伝えることこそ、魚イラストの本質だと思っています。

 

フィールドで体感した「美」の実感

ありのままに生きる魚。その姿こそが、美です。

成長するにつれ、釣りは観察と記録へと変わっていきました。
河川や海、時には湖にも足を運び、魚たちの形態や色彩、生態に触れ、装飾された「美」ではなく、生きるために生まれた美しさを知りました。

「自然のデザイン」を正確に伝えることこそ、魚イラストの本質だと思っています。

一尾の魚が持つ、生態がつくる形態と色彩にじっくりと向き合いイラストを制作します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

QUALITY

3つの特徴

形態 - 構造の中にある美しさ -

魚の体は、流れに逆らわず、流れに沿うための形をしています。
背びれの角度、鱗の配列、尾の反り――それぞれに理由があり、
その「理(ことわり)」に忠実に、線として写しとります。

正確さは、観察によって生まれる魚への敬意でもあります。

 

色彩 - 水と光の記憶を描く -

魚の色は、ただの装飾ではありません。
光と水の角度がつくる、命の生き様そのものです。
また、一瞬で変わる青や銀、透けるような赤、それらは生存競争で磨かれた合理性であり、自然の描く美の体現です。

その儚さを一色ずつ拾い上げながら、「水の中の時間」を描いていく。

 

色彩 - 水と光の記憶を描く -

魚の色は、ただの装飾ではありません。
光と水の角度がつくる、命の生き様そのものです。
また、一瞬で変わる青や銀、透けるような赤、それらは生存競争で磨かれた合理性であり、自然の描く美の体現です。

その儚さを一色ずつ拾い上げながら、「水の中の時間」を描いていく。

 

躍動 - 瞬間の爆発を捉える -

動きの瞬間にこそ、命が弾ける。

筋肉の張り、尾のしなり、水を切る重さ。
静止画であっても、そこに“動き”を表現したい。
画面の中で、魚がもう一度呼吸を始めるように描いてきます。

 

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