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ハタハタのオリジナルイラスト

 秋田県の県の魚であり、冬の郷土料理の主役がハタハタです。普段は500メートルほどの深海に生息していて、冬の産卵期になると日本海側の浅瀬に大群で押し寄せてきます。この大群ですが、とんでもない密度と規模で、防波堤から海を覗いたらハタハタで真っ黒に染まっていたのを覚えています。  また、水産資源として非常に重要な魚で、焼き魚の他に麹で漬けるハタハタ寿しや魚醤、佃煮など様々に料理されます。
 ホンダワラという海藻に産みつけられた卵は、海水と反応してゴムのように硬い状態に変化します。これをブリコと呼び、そのままバリバリ噛んで食べることが出来ます。
 イラストでは、ハタハタ特有の模様や光の具合で混ざる彩色を表現しました。形も、頭が大きくて、尾に向けて細くなる独特な体型にも目を向けて頂ければ幸いです。