形態を正確に、違いを明確に

 

専門用途のための魚類図版

 
 
 
 

Diagnostic Character Plate(診断形質図版)として制作したケンムンヒラヨシノボリ(Rhinogobius yonezawai)雄の魚類図版。全身の側面図に第一背鰭、頭部、尾鰭、腹鰭の診断形質をA〜Dで示し、腹鰭の拡大図、計数形質(Meristics)、日本国内の確認分布図を併記した分類学的魚類イラスト。


Diagnostic Character Plate(形質診断図版) No.001
ケンムンヒラヨシノボリ Rhinogobius yonezawai ♂ の診断形質図版。
Illustration © Yuki Mukoda / Fish Illustration Archive

 

形態を正確に、
違いを明確に。

 

専門用途のための
魚類図版

 
 
 

Diagnostic Character Plate(診断形質図版)として制作したケンムンヒラヨシノボリ(Rhinogobius yonezawai)雄の魚類図版。全身の側面図に第一背鰭、頭部、尾鰭、腹鰭の診断形質をA〜Dで示し、腹鰭の拡大図、計数形質(Meristics)、日本国内の確認分布図を併記した分類学的魚類イラスト。


Diagnostic Character Plate(形質診断図版) No.001
ケンムンヒラヨシノボリ Rhinogobius yonezawai ♂
の診断形質図版。
Illustration © Yuki Mukoda / Fish Illustration Archive

 
 
 

 
 

1. 魚類の特徴を、比較できる情報へ

- Making fish characteristics comparable.


魚類図版は、魚の姿を描くだけではありません。
形態・構造・識別点を目的に応じて整理し、必要な情報を正確に伝える視覚資料です。

 

写真や文章に含まれる多くの情報から、目的に必要な形態要素を選び、同じ条件で見比べられるよう整理します。
研究・出版・展示・教育など、それぞれの場面で正確に伝わる図版へ構成します。

01|形態を正確に描く
 
魚体の形、各部の位置関係、鰭や鱗、色彩・斑紋などを、文献・写真・標本・実物観察に基づいて描写します。

 

02|違いを明確にする
 
近縁種、同種の雌雄、地域個体群などを同一条件で整理し、識別や比較に必要な形態差や特徴を視覚化します。

 

03|目的ごとに設計する
 
研究、出版、展示、教育などの使用目的に応じて、必要な情報を選択し、伝わりやすい図版形式に構成します。

 
正確な描写、比較可能な整理、目的に応じた情報設計を一体として行い、魚類の特徴を誤認なく伝えられる図版を制作します。


 
 

2. 魚類図版の構成

- Scientific illustration formats.


一つの基礎図版から、目的に応じた情報設計へ。

 

魚体を正確に描いた単体図版を基礎として、複数種の比較、識別形質の提示、外部形態の解説、診断形質の体系化へ展開します。

01|単体魚類図版

ルリヨシノボリ(Rhinogobius mizunoi)雄の側面魚類図版。青みを帯びた体色、頭部と体側の赤橙色斑紋、発達した第1背鰭などの外部形態を示す。

ルリヨシノボリ♂
Rhinogobius mizunoi
Fish Illustration

 
魚種本来の体形、鰭、鱗、色彩・斑紋を整理した、すべての情報設計図版の基礎となる図版です。
 

02|比較図版

アカメバル、クロメバル、シロメバル、ウスメバル、タケノコメバルの側面図を同一条件で配置し、体形・体高・体色などの違いを比較した魚類図版。


メバル類5種比較図版
Comparative Plate

 
複数種を同一方向・同一条件で配置し、体形や体色などの形態差を比較可能にした図版です。

03|外部形態図版

アカメバル(Sebastes inermis)の側面図に、各鰭、側線、頭部構造などの名称と位置を示した魚類外部形態図版。

アカメバル外部形態図版
Sebastes inermis
Morphological Plate

 
魚体各部の名称と位置関係を整理し、魚類の基本的な外部構造を理解できるようにした図版です。
 

04|形質診断図版

ヤイマヒラヨシノボリ(Rhinogobius yaima)雄の全身図と診断形質、腹鰭形態、計数形質、石垣島・西表島の分布を一枚に整理した形質診断図版。

DCP-002|ヤイマヒラヨシノボリ♂
Rhinogobius yaima
Diagnostic Character Plate

 
診断形質、計数形質、腹鰭形態、分布情報を一枚に統合し、種の特徴を体系的に示した図版です。

 
伝えたい内容と使用目的を起点に、必要な情報を整理し、最適な魚類図版の構成をご提案します。


 
 

3. 図版で解決する課題

- Problems scientific illustrations solve.


見分ける、比べる、理解する、伝える。

 

魚類図版は、目的に応じて形態情報を選択し、写真や文章だけでは捉えにくい特徴や関係性を、正確に読み取れる状態へ整理します。

01|種を見分ける

アカメバル、クロメバル、シロメバルを並べ、体色、胸鰭軟条数、鱗数など、3種の識別に必要な形態的特徴を整理した魚類識別図版。

メバル類3種識別図版
Identification Plate

 
診断形質や識別点を明示し、外見の似た魚種や近縁種を判断するための情報を整理します。
 

02|違いを比べる

ケンムンヒラヨシノボリとヤイマヒラヨシノボリの雄・雌を同一方向に配置し、体形、鰭、頭部と体側の色彩・斑紋を比較した魚類図版。

ヒラヨシノボリ比較図版
Comparative Plate

 
複数の魚種や雌雄を同一条件で配置し、体形、鰭、色彩・斑紋などの違いを比較可能にします。
 

03|形態を理解する

アユの側面線画に、頭長と体高の比率、各鰭の位置や鰭条数など、形態を理解するための情報を示した魚類形態図版。

アユの形態図
Morphological Plate

 
各部の名称、位置関係、比率、鰭条数などを示し、魚体の構造を視覚的に理解できるようにします。
 

04|情報を伝える

ヤリタナゴ、セボシタビラ、ニッポンバラタナゴ、タイリクバラタナゴを同一条件で配置し、体形、体色、体高比などの違いを整理した魚類比較図版。

タナゴ類4種比較図版
Comparative Plate

 
形態的特徴や計測値などの専門情報を図版と組み合わせ、研究・出版・展示・教育で理解しやすい形に整理します。

 
見分けにくい、比べにくい、説明しにくい魚類の情報を、目的に応じて正確に伝わる図版へ整理します。


 
 

4. 図版を探す

- Explore the archive.


目的、図版タイプ、魚種から選べます。

 

Fish Illustration Archiveでは、掲載する図版を3つの視点から整理しています。探している内容や現在の検討段階に合わせて、最も分かりやすい入口からご覧ください。
 

01|用途から探す


カワムツとヌマムツを同一方向に配置し、体形、鰭の色彩、鱗数など、両種の識別に必要な違いを整理した魚類比較図版。

カワムツ・ヌマムツ比較図版
Comparative Fish Illustration

何に使うかが決まっている方へ

 
分類・識別、比較・解析、学習・教育、展示・出版など、図版を利用する目的から探せます。
 

用途カテゴリ

  • 分類・識別する
  • 比較・解析する
  • 学ぶ・教える
  • 展示・伝える
  • 記録・共有する

 
用途から探す

02|図版タイプから探す


単体魚類図版を基礎として、比較図版、識別図版、外部形態図版、形質診断図版へ展開するFish Illustration Archiveの魚類図版体系図。

魚類図版体系
Fish Illustration System

必要な表現方法から選びたい方へ

単体図版、比較図版、識別図版、外部形態図版、DCPなど、情報の構成方法から探せます。
 

図版タイプ

  • 単体魚類図版|Fish Illustration
  • 比較図版|Comparative Plate
  • 識別図版|Identification Plate
  • 外部形態図版|Morphological Plate
  • 形質診断図版|Diagnostic Character Plate(DCP)

 
図版タイプから探す

03|魚種から探す


オイカワ(Zacco platypus)の側面魚類図版。細長い体形、体側の青緑色と赤色の婚姻色、発達した臀鰭など、雄の外部形態と色彩的特徴を示す。

オイカワ
Zacco platypus
Fish Illustration

特定の魚種を探している方へ

メバル類、ヨシノボリ類、タナゴ類など、対象となる魚種や分類群から関連図版を探せます。
 

魚種カテゴリ

  • メバル類
  • ヨシノボリ類
  • タナゴ類
  • 淡水魚
  • 汽水魚
  • 海水魚

 
魚種から探す

 
利用目的、図版タイプ、魚種のいずれからでも、必要な魚類図版へ進むことができます。


 
 

5. 図版を支える設計と品質

- Scientific accuracy and visual clarity.


正確に描くために、正確に理解する。

 

図版の精度は、描画技術だけでなく、制作前にどの資料を確認し、どの形質を選び、どのように配置するかによって決まります。Fish Illustration Archiveでは、調査・観察・設計・描画を一続きの工程として扱います。

01|科学的根拠を確認する

魚類図鑑と学術資料を開き、魚種の形態図、識別形質、分類情報、参考文献を照合している資料確認の様子。

魚類図鑑・学術資料による形態情報の確認
Reference review for morphological accuracy

 
生体や標本などの実物、写真、書籍、原著論文、公的機関の情報を確認し、十分に信頼できる形態情報を採用します。
推定による補完を避け、確認できた事実と、未確認の情報を明確に区別します。
 

02|比較条件を整える

大きさや体形の異なる複数の魚体を白い台の上に配置し、魚体の向き、姿勢、各部の位置関係を比較している様子。

複数個体の形態と配置条件の比較
Comparative observation of fish specimens

 
魚体の向き、姿勢、縮尺、描画範囲、各部の位置関係などを整理し、複数の魚種や個体を同じ条件で見比べられる状態にします。
単体図版の段階から、将来の比較図版や識別図版への展開を想定します。
 

03|伝える情報を設計する

魚の側面図に、背鰭・胸鰭・腹鰭・臀鰭の条数、鱗数、色彩などの形態情報を書き込んだ魚類図版の設計ラフ。

形態・計数情報を整理した図版設計ラフ
Preliminary design of morphological information

 
すべての情報を一律に盛り込むのではなく、使用目的と閲覧者に応じて、必要な形態・識別・比較情報を選択します。
重要度に合わせて図版、拡大図、注記、数値、文章を配置し、正確さと理解しやすさを両立します。

 
科学的根拠の確認、比較条件の統一、目的に応じた情報設計を通して、説明できる魚類図版を制作します。


 
 

6. 魚類図版の制作について

- Commission scientific fish illustrations.


伝えたい内容から、必要な図版を設計します。

 

魚種、点数、図版形式が決まっていない段階からご相談いただけます。使用目的、掲載媒体、閲覧者、伝えるべき情報を確認し、単体図版、比較図版、識別図版などから適切な構成をご提案します。

木製の机上で、資料スケッチを参照しながら、タブレットとスタイラスペンを用いて魚類図版を描く制作風景。

魚類図版の制作工程
Scientific Fish Illustration Process

想定する用途

 

  • 図鑑・書籍・出版物
  • 博物館・水族館の展示
  • 研究・学術資料
  • 教材・解説資料
  • 行政・環境保全資料

 
制作内容、参考価格、納品形式、修正、利用条件については、魚類図版制作ページでご確認いただけます。
 
制作内容・参考価格を見る

 
伝えたい内容と使用目的を起点に、必要な情報を整理し、最適な魚類図版の構成をご提案します。


 
 

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