生命を理解し、
その存り様を描く。

Scientific Fish Illustration

 
 
 
 

オイカワの雄を左向きの側面観で描いた魚類図版。体側は緑青色で橙色の縦帯状斑が並び、頭部には白い追星が見られる。大きく発達した臀鰭や背鰭、鱗の配列と鰭条が細かく描かれている。 ハス(Opsariichthys uncirostris)を左向きの側面観で描いた魚類図版。大きく開いた口と特徴的な顎の形状、銀白色から淡い緑青色を帯びた細長い体、発達した背鰭、深く切れ込んだ尾鰭、鱗の配列と鰭条を詳細に表現している。 カワムツ(Nipponocypris temminckii)を左向きの側面観で描いた魚類図版。細長い体の側面に濃紺色の縦帯が走り、腹側は淡い赤橙色を帯びる。背鰭の前縁は赤く、頭部には白い追星が見られる。鱗の配列や各鰭の形状も細かく描かれている。 アカメバル(Sebastes inermis)を左向きの側面観で描いた魚類図版。大きな眼と発達した背鰭の棘条、褐色から赤褐色を帯びた体色、体側に広がる不規則な暗色斑紋、胸鰭・臀鰭・尾鰭の形状、細かな鱗の配列を表現している。 タケノコメバル(Sebastes oblongus)を左向きの側面観で描いた魚類図版。黄褐色の体側に大きな不規則な暗色斑紋が散在し、背鰭には鋭い棘条が並ぶ。大きな眼と口、鰓蓋付近の赤色部分、縞模様のある尾鰭、鱗や各鰭の構造を細かく描いている。 アユ(Plecoglossus altivelis)を左向きの側面観で描いた魚類図版。細長い流線形の体は背側がオリーブグリーン、腹側が銀白色で、鰓蓋後方に鮮やかな黄色の斑紋がある。背鰭、胸鰭、腹鰭、臀鰭、二叉した尾鰭は黄色を帯び、背側後方には小さな脂鰭が描かれている。 ヤリタナゴ(Tanakia lanceolata)を左向きの側面観で描いた魚類図版。体側には淡い緑青色と桃色の光沢があり、背側には褐色の鱗が並ぶ。背鰭の上縁と発達した臀鰭に赤橙色の模様が見られ、鱗の配列や各鰭の構造が細かく描かれている。 クロヨシノボリの雌(Rhinogobius brunneus)を左向きの側面観で描いた魚類図版。大きな頭部と丸みのある尾鰭を持ち、体側には暗褐色の鱗模様が広がる。第一背鰭、第二背鰭、臀鰭には淡い青緑色と黄色が見られ、胸鰭や腹鰭の構造も細かく描かれている。 カワヨシノボリの雄(Rhinogobius flumineus)を左向きの側面観で描いた魚類図版。細長い体に不規則な暗色斑紋が並び、第一背鰭には伸長した鰭条と赤褐色の縞模様が見られる。頭部には細かな褐色斑点があり、第二背鰭と丸みのある尾鰭には赤褐色の模様が描かれている。 ヤイマヒラヨシノボリの雄(Rhinogobius yaima)を左向きの側面観で描いた魚類図版。青灰色の頭部に赤橙色の斑点や縞模様があり、体側の鱗には赤橙色の模様が連続する。第一背鰭の鰭条は伸長し、第二背鰭や丸みのある尾鰭にも赤橙色の斑紋が見られる。
 

 
 

一つの魚、その固有の姿

魚の輪郭、鰭の形、体を彩る斑紋。


一つひとつの特徴には、その魚ならではの姿があります。
形態を観察し、構造を理解することで、見慣れた魚の中にも、それまで気づかなかった美しさや特徴が見えてきます。
Fish Illustration Archiveは、魚類の姿を科学的に捉え、その生命としての存在を図版に表現しています。

シロメバル(Sebastes cheni)を左向きの側面観で描いた魚類図版。大きな眼と背鰭の棘条、灰白色の体側に広がる暗褐色の不規則な斑紋、胸鰭・臀鰭・尾鰭の形状、細かな鱗の配列を表現している。

シロメバル(Sebastes cheni)の単体魚類図版。
© Fish Illustration Archive

 
 

並べることで、見えてくる違い。

体の輪郭、鰭の形、色彩や斑紋に表れる違い。


よく似た魚にも、それぞれ異なる形態があります。
体の輪郭、頭部の形、鰭の位置、色彩や斑紋。
一つずつ見ていたときには気づかなかった違いも、同じ視点から比較することで明らかになります。
その違いを知ることは、魚類の多様性を理解するための入口です。

オイカワ近縁種4種の比較魚類図版。左上にオイカワ、右上にハス、左下にカワムツ、右下にヌマムツを配置。各魚種を左向きの側面観で描き、体形、頭部の形状、鰭の構造、体色や斑紋の違いを比較できる構成としている。

オイカワ(Zacco platypus)、ハス(Opsariichthys uncirostris)、カワムツ(Nipponocypris temminckii)、ヌマムツ(Nipponocypris sieboldii)の4種比較魚類図版。
© Fish Illustration Archive

 
 

図版を探す

魚種や形態、目的に応じて、魚類の多様な姿に出会う。


一枚の図版から、魚類の姿をより深く知る。
Fish Illustration Archiveでは、魚種や分類群、図版の形式、利用目的に応じて作品を整理しています。

01|用途から探す


カワムツとヌマムツを左右に並べた比較魚類図版。左にカワムツ、右にヌマムツの左向き側面図を配置。背鰭や胸鰭・腹鰭の前縁の色彩、側線上方横列鱗数、体高や体形の違いを矢印と注記で示している。

カワムツ(Nipponocypris temminckii)とヌマムツ(Nipponocypris sieboldii)の比較魚類図版。
© Fish Illustration Archive

何に使うかが決まっている方へ

 
分類・識別、比較・解析、学習・教育、展示・出版など、図版を利用する目的から探せます。
 

用途カテゴリ

  • 分類・識別する
  • 比較・解析する
  • 学ぶ・教える
  • 展示・伝える
  • 記録・共有する

 
用途から探す

02|図版タイプから探す


ヤイマヒラヨシノボリ雄(Rhinogobius yaima)の形質診断図版DCP-002。赤橙色の斑紋を持つ魚体の左向き側面図に、第一背鰭・頭部・尾鰭の指示線を付し、吸盤状腹鰭の線画、鰭条数・縦列鱗数などの計数形質、日本国内の分布図を併記している。

ヤイマヒラヨシノボリ(雄)Rhinogobius yaima の形質診断図版(DCP-002)。
© Fish Illustration Archive

必要な表現方法から選びたい方へ

単体図版、比較図版、識別図版、外部形態図版、DCPなど、情報の構成方法から探せます。
 

図版タイプ

  • 単体魚類図版|Fish Illustration
  • 形質診断図版|Diagnostic Character Plate(DCP)
  • 比較図版|Comparative Plate
  • 識別図版|Identification Plate
  • 外部形態図版|Morphological Plate

 
図版タイプから探す

03|魚種・分類群から探す


オイカワの雄を左向きの側面観で描いた魚類図版。体側は緑青色で橙色の縦帯状斑が並び、頭部には白い追星が見られる。大きく発達した臀鰭や背鰭、鱗の配列と鰭条が細かく描かれている。

オイカワの雄(Zacco platypus)の単体魚類図版。
© Fish Illustration Archive

特定の魚種を探している方へ

メバル類、ヨシノボリ類、タナゴ類など、対象となる魚種や分類群から関連図版を探せます。
 

魚種カテゴリ

  • メバル類
  • ヨシノボリ類
  • タナゴ類
  • オイカワと近縁種
  • その他の魚類

 
魚種・分類群から探す

 
利用目的、図版タイプ、魚種のいずれからでも、必要な魚類図版へ進むことができます。


 
 

観察から、生命の理解へ。

See Structure.


形態を正確に。違いを明確に。
魚類図版の制作では、形を描く前に、その形を理解することを大切にしています。
生体や標本、写真、学術資料などを通じて形態を確かめ、何を描き、どの特徴を伝えるべきかを考える。
科学的な事実と作者の解釈を区別しながら、一つの生命の姿を図版に表現します。

01|科学的根拠を確認する

魚類図鑑と学術資料を開き、魚種の形態図、識別形質、分類情報、参考文献を照合している資料確認の様子。

魚類図鑑・学術資料による形態情報の確認
Reference review for morphological accuracy

 
生体や標本などの実物、写真、書籍、原著論文、公的機関の情報を確認し、十分に信頼できる形態情報を採用します。
推定による補完を避け、確認できた事実と、未確認の情報を明確に区別します。
 

02|比較条件を整える

大きさや体形の異なる複数の魚体を白い台の上に配置し、魚体の向き、姿勢、各部の位置関係を比較している様子。

複数個体の形態と配置条件の比較
Comparative observation of fish specimens

 
魚体の向き、姿勢、縮尺、描画範囲、各部の位置関係などを整理し、複数の魚種や個体を同じ条件で見比べられる状態にします。
単体図版の段階から、将来の比較図版や識別図版への展開を想定します。
 

03|伝える情報を設計する

魚の側面図に、背鰭・胸鰭・腹鰭・臀鰭の条数、鱗数、色彩などの形態情報を書き込んだ魚類図版の設計ラフ。

形態・計数情報を整理した図版設計ラフ
Preliminary design of morphological information

 
すべての情報を一律に盛り込むのではなく、使用目的と閲覧者に応じて、必要な形態・識別・比較情報を選択します。
重要度に合わせて図版、拡大図、注記、数値、文章を配置し、正確さと理解しやすさを両立します。

 
科学的根拠の確認、比較条件の統一、目的に応じた情報設計を通して、説明できる魚類図版を制作します。


 
 

魚類図版の制作について

研究・出版・展示・教育の目的に応じた、科学的で美しい魚類図版。


研究、出版、展示、教育のためのScientific Fish Illustration。
Fish Illustration Archiveでは、魚類の形態を科学的に捉え、伝えたい内容と使用目的に応じた図版を制作しています。
単体魚類図版、比較図版、識別図版、外部形態図版、形質診断図版(DCP)など、目的に応じた構成をご提案します。
魚種や図版形式が決まっていない段階からご相談いただけます。

木製の机上で、資料スケッチを参照しながら、タブレットとスタイラスペンを用いて魚類図版を描く制作風景。

魚類図版の制作工程
Scientific Fish Illustration Process

想定する用途

魚類の形態や特徴を正確に伝え、理解を深めるための図版として、さまざまな専門分野での活用を想定しています。

  • 図鑑・書籍・出版物:魚種の紹介、形態解説、比較資料

  • 博物館・水族館:展示解説、教育普及、種の多様性の紹介

  • 研究・学術資料:外部形態の記録、識別形質の説明、研究成果の可視化

  • 教材・解説資料:魚類の構造や特徴を学ぶための視覚資料

  • 行政・環境保全資料:生物多様性の解説、調査・保全活動に関する情報発信

図版の構成や表現は、使用目的と伝えたい内容に応じて検討します。
制作内容、参考価格、納品形式、修正対応、利用条件については、魚類図版制作ページをご覧ください。
 
制作内容・参考価格を見る

 
伝えたい内容と使用目的を起点に、必要な情報を整理し、最適な魚類図版の構成をご提案します。


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