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魚類の専門知識と芸術性の融合を表現

Fish Illustration Archive

魚類学の知識とアートの魅力が融合したイラスト制作を目指しています。魚類形態や分類学的な観点で、細部にいたるまで緻密に観察し、正確な姿を描くことを重視しています。一方で、魚体が持つ美しさや活きた輝きを色彩と構図で表現しています。

自然界への驚きや美しさを再現する情熱

魚類のイラスト制作において、正確さと芸術性の両立は非常に重要です。魚の姿を科学的に描き出すだけでなく、観る人がその美しさと魅力に惹かれるような作品を目指しています。

魚のイラストは、単なる科学的な再現を超えて、自然界の驚きや感動をもたらす「美」を意識して描かれています。水中で光を受けた瞬間の魚の輝きや、特定の種だけが持つ独特な模様や色彩。例えば、オイカワやタナゴのオスの婚姻色は虹色に輝いていたり、 アマゴの地域個体固有の特徴で、鰭に赤みがでたり、シマヨシノボリのオスの腹部が、繁殖シーズンに信じられないくらい鮮やかなブルーに染まったり、多彩で美しい色に溢れています。
これらの美しさを忠実に再現することで、魚そのものへの理解と魅力が深まる作品作りに挑戦しています。実際に水中で魚と向き合った経験や、研究による深い知識が作品に息づいています。
 

 
ヘラブナの写真
イラスト細部の描き込み

科学的知識に基づくアートの強み

自然界で出会う魚の姿は、驚きと感動に満ちています。その瞬間を色彩豊かに再現しつつ、種特有の特徴を正確に表現するように取り組みます。

学術的な正確さに基づきつつも、イラストとしての魅力も備えた作品が特徴です。生態学的な理解や形態の正確さにこだわることで、リアルな魚類のイメージを伝えつつ、アートとしての美しさも併せ持った作品を提供しています。色彩の微妙な違いや魚のフォルムを通じて、見る人がその魚に出会ったときの「感動」や「新鮮な驚き」を共有できるようなイラスト作りを目指しています。

 

魚の「命」と「個性」を引き出す色彩表現

魚たちが持つ個々の生命力や魅力を、リアルな色彩で表現する。それにより、目の前に魚が生きているかのような作品を提供します。

魚体の色彩や形態は、魚一匹一匹の「個性」として映ります。それをイラストで忠実かつ繊細に表現することで、まるで目の前にいるかのような臨場感を追求しています。例えば、一言でヤマメと言っても、生息する河川によって模様や色彩が異なり、各ひれが朱色に染まる個体群があったりします。これらが持つ生命力とダイナミズムを伝えたい、そんな想いで制作しています。

 
ヘラブナの写真
イラスト細部の描き込み

イラスト制作における個人的な視点と価値

幼少期からの海や魚に対する興味と経験を作品に込めています。魚への愛情と知識を活かして、心に残る作品作りに努めています。

幼少期から海や魚に触れてきた経験が、私のイラスト制作に対する情熱を深めています。フィールドワークでの観察や専門書から学んだ知識が、イラストの基礎を支えています。科学的な視点と私自身の魚に対する愛着や驚きを融合させることで、学術的にも価値のある作品と、心に残るアート作品の両方を目指しています。 その原動力となっているのが、小学生から始めた釣りです。対象魚の生態を学び、それに合わせて場所や仕掛け、餌、時間帯などの組み合わせで戦略を練り、目当ての魚が釣れた時の感動が尽きない情熱になっています。また、実際に釣り上げたその一尾が、目の前のリアルな命として固有の存在感を感じさせてくれます。その一連の経験をイラストに込めています。

 

サイエンスとアートの架け橋となる作品づくり

サイエンスとアート、両者の価値を最大限に引き出すイラスト。魚類の魅力をアートと科学の融合で表現し、新たな発見や感動を共有します。

魚のイラストは、ただのデータや学術的な研究を越え、サイエンスとアートの架け橋となる役割を担うべきだと考えています。作成するイラストは、観察に基づく科学的な正確さを保ちながらも、色彩や構図の工夫で独自のアート表現を施し、魚が持つ生命力と存在感を鮮やかに伝えていきます。

 
ヘラブナの写真