河川や湖沼、ため池などの自然環境を守るためには、地域に生息する生物を正しく理解し、その価値を住民へ伝えることが重要です。
しかし、調査報告書やパンフレットでは専門的な内容が多く、一般の方へ分かりやすく伝えることは容易ではありません。
魚類図版アーカイブでは、魚類調査や環境保全活動で得られた情報を図版として整理し、住民や学校、関係機関へ伝わる形に可視化します。
地域の魚類調査結果や環境保全活動を住民へ分かりやすく伝えるための活用イメージ
地域の自然を伝えるために
地域には多くの魚類が生息しています。
しかし、
- 名前が分からない
- どこに生息するのか分からない
- 何が希少なのか分からない
という状況では、保全活動への理解は進みません。
図版を用いることで、「どんな魚がいるのか」「なぜ守る必要があるのか」を視覚的に伝えることができます。
魚類調査報告書への活用
自治体では、
- 河川環境調査
- 生物相調査
- 外来種調査
- 環境アセスメント
などが実施されています。
調査結果は報告書としてまとめられますが、図版を併用することで内容が理解しやすくなります。
図版を掲載することで、
- 種の特徴
- 同定根拠
- 地域での重要性
を整理して伝えることができます。
アユの側面形態を示した魚類図版
Illustration © Yuki Mukoda
生物多様性保全への活用
近年は生物多様性保全への取り組みが求められています。しかし、「何を守るのか」が住民に伝わらなければ、保全活動は広がりません。
魚類図版は、生物そのものの魅力や特徴を可視化し、地域資源としての価値を伝えるために活用できます。
タナゴ亜科4種の比較図版
Comparative illustration of four species of the bitterling subfamily
Illustration © Yuki Mukoda
環境教育・自然体験学習
学校教育や自然観察会では、子どもたちが地域の生き物を知る機会が重要です。
魚類図版は、
- 魚類観察会
- 環境学習
- 自然体験イベント
- 地域学習教材
などに利用できます。
用水路での魚類観察会において、タナゴ亜科4種(タイリクバラタナゴ、ニッポンバラタナゴ、セボシタビラ、ヤリタナゴ)の比較図版を用いて形態的特徴や識別ポイントを解説する環境教育プログラムのイメージ
広報資料・パンフレットへの活用
魚類図版は、
- パンフレット
- リーフレット
- ポスター
- 看板
- Webサイト
など幅広い媒体で利用できます。
地域固有の魚類や希少種を紹介することで、住民の関心を高めることができます。
魚類図版の制作についてご相談ください
魚種や点数、必要な図版形式がまだ確定していない段階でもご相談いただけます。
制作物の用途や伝えたい内容を確認し、必要な魚類図版の構成から検討します。