似ている魚ほどイラストが有効な理由

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近縁種が多い淡水魚の識別整理

 

 
淡水魚の同定が難しいと感じられる大きな理由のひとつは、近縁種が多く、形態差が非常に微細であることにあります。
とくにタナゴ類やフナ類、カワムツ類などでは、体色や大まかな体型だけでは判断できず、写真を見比べても混乱してしまうケースが少なくありません。
 
 
 

写真では情報が整理されにくい理由

 
写真は現場の状況をそのまま記録できる一方で、
 

  • 個体差

  • 撮影角度

  • 光の当たり方

  • 婚姻色や成長段階

 
といった要素が重なり、識別に必要な情報と不要な情報が混在してしまいます。
その結果、「どこを見れば違いが分かるのか」が読み取りにくくなります。
 
 
 

イラストが果たす役割

 

 
イラストは、識別に不要な要素を省き、判断に必要な形態的特徴だけを強調して表現できます。
たとえば
 

  • 体高の違い

  • 鰭の形状や位置

  • 頭部と体のバランス

  • 鱗の並び方

 
といったポイントは、写真よりもイラストの方が明確に比較できます。
特に近縁種同士の比較では、「同じ条件で並べて見る」ことが重要であり、イラストはその前提を自然に満たします。
 
 
 

近縁種が多い魚ほど有効

 

 
分類上、近縁関係にある魚ほど形態差は小さくなります。
そのため、
似ている魚ほど
「情報を整理した図」が必要になる
という逆説的な状況が生まれます。
調査報告書や教育資料、解説コンテンツにおいて、イラストが多用されるのはこのためです。
 
 
 

まとめ

 

  • 写真は「記録」に向いている

  • イラストは「識別・説明」に向いている

 
特に、近縁種が多く誤認されやすい淡水魚では、イラストによる整理が同定精度を大きく高めます
 
本サイトでは、こうした視点から魚類イラストを制作・整理しています。
識別や説明において図が必要な場合は、その用途に応じた表現が可能です。
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 

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魚イラストを使う立場の方へ



魚の専門家でなくとも、
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当サイトでは、
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魚イラストを制作しています。

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作者プロフィール

大学では生物環境を専攻し、水産振興センターの指導のもと小河川の魚類生態を1年を通じて研究しました。フィールド調査や採取記録、標本作成などを行い、形態学的同定を通じて魚類の特徴や分類にも触れました。ダイナミックな魚たちの生き様を垣間見て、その美しさと生命感を肌で感じた経験が原点になっています。

こうしたフィールドでの観察経験を活かし、正確さと分かりやすさを大切にした魚のイラスト・解説を制作しています。

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