魚類図版アーカイブ|Fish Illustration Archive

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See Structure.

魚を構造から理解し、伝える。


 
Fish Illustration Archiveは、魚類の形態、分類、生態を正確に可視化し、研究・教育・展示・出版など幅広い分野で活用できる魚類図版を体系的に公開するアーカイブです。
 
本アーカイブでは、図版を用途・図版タイプ・魚種の3つの視点から整理し、目的に応じて必要な図版へアクセスできるよう構成しています。

 
 

魚類図版体系

Fish Illustration Archiveの図版設計


 
Fish Illustration Archiveでは、魚類図版を単なるイラストとしてではなく、魚類の構造や特徴を正確に伝える情報媒体として体系化しています。
すべての図版は、魚体を正確に描写した基礎図版を出発点とし、目的に応じて情報を整理・可視化した情報設計図版へ発展します。
 
この図版体系により、研究・教育・展示・普及啓発など、それぞれの用途に適した情報を効率的に伝えることができます。

 
Fish Illustration Archiveの魚類図版体系を示す模式図。基礎図版(Foundation Plates)を基盤とし、情報設計図版(Information Design Plates)の品質基準としてDiagnostic Character Plate(DCP)を配置し、その下に比較図版、識別図版、外部形態図版、生態図版の5種類の図版体系を階層的に整理した図。


Fig. Fish Illustration Archiveにおける魚類図版体系。
基礎図版を基盤とし、Diagnostic Character Plate(DCP)を品質基準として、比較図版・識別図版・外部形態図版・生態図版へ展開する情報設計図版の体系を示しています。

基礎図版

魚体の形態を正確に記録した図版です。
すべての図版制作の基盤となり、魚類本来の姿を忠実に表現します。
 

情報設計図版

基礎図版をもとに、分類学・形態学・生態学などの情報を整理・可視化した図版です。
情報を構造化することで、「違い」「特徴」「関係性」を直感的に理解できる図版へ発展させています。
 

Diagnostic Character Plate(DCP)

情報設計図版の中心となる基幹図版です。
種を特徴づける診断形質を体系的に整理し、比較図版・識別図版・外部形態図版など、すべての情報設計図版の品質基準となっています。

 
 

図版を探す


用途から探す

 
図版を何のために利用するかという目的から探します。

分類・識別する

カワムツとヌマムツの比較魚類図版。旧カワムツA・カワムツBから現在分類への変遷、体形差、頭部比較、生態差を整理した識別用図版。

 
 

比較・解析する

メバル類5種の比較図版。アカメバル、クロメバル、シロメバル、ウスメバル、タケノコメバルの側面形態を同一スケールで比較した魚類イラスト。

 
 

学ぶ・教える

カワムツとヌマムツの比較魚類図版。旧カワムツA・カワムツBから現在分類への変遷、体形差、頭部比較、生態差を整理した識別用図版。

 
 

展示・伝える

タナゴ属4種の比較図。ヤリタナゴ、セボシタビラ、ニッポンバラタナゴ、タイリクバラタナゴの側面形態を同一スケールで示し、識別に必要な形態差異を整理した図版。

 
 
 
 

図版タイプから探す

 
図版がどのような情報を伝えるかという表現方法から探します。

形質診断図版(DCP)

Diagnostic Character Plate(診断形質図版)として制作したケンムンヒラヨシノボリ(Rhinogobius yonezawai)雄の魚類図版。全身の側面図に第一背鰭、頭部、尾鰭、腹鰭の診断形質をA〜Dで示し、腹鰭の拡大図、計数形質(Meristics)、日本国内の確認分布図を併記した分類学的魚類イラスト。

 
 

比較図版

オイカワ、ハス、カワムツ、ヌマムツの4種を同一スケールで比較した魚類図版。体型、頭部形状、体側模様、婚姻色の違いを示し、近縁なコイ科魚類の識別と分類学的関係を整理した比較図。

 
 

識別図版

メバル3種の識別図。アカメバル、クロメバル、シロメバルの体色や胸鰭構造、鱗数の違いを比較できる魚類図版。

 
 

外部形態図版

External morphology diagram of Sebastes inermis showing labeled anatomical features including dorsal fin, pectoral fin, pelvic fin, anal fin, caudal fin, lateral line, and head structures.

 
 
 
 

魚種から探す

 
対象となる魚類から探します。

メバル類

アカメバルの魚類図版。赤みのある体色と大きな眼が特徴の側面形態図。

 

アカメバル

 

ヨシノボリ類

ゴクラクハゼ(Rhinogobius giurinus)雄の魚類図版。婚姻色を呈した個体を左向きの側面図で描き、赤橙色の背鰭・臀鰭・尾鰭、頭部の迷路状模様、体側の暗色斑と青色の小斑、各鰭の形状や鱗列を正確に表現した単体魚類図版。

 

ゴクラクハゼ

 

タナゴ類

ヤリタナゴ(Tanakia lanceolata)雄の魚類図版。婚姻色を呈した個体を左向きの側面図で描き、虹色に輝く体側、赤色と白色、黒色模様が入る背鰭・臀鰭、体高のある体形、口ひげなどの形態的特徴を正確に表現した単体魚類図版。

 

ヤリタナゴ

 

淡水魚

アユ(Plecoglossus altivelis altivelis)の魚類図版。左向きの側面図で描き、細長い流線形の体形、銀白色の体側、黄緑色を帯びた背部、黄色味を帯びる各鰭、吻端から尾柄まで続く側線など、アユの外部形態を正確に表現した単体魚類図版。

 

アユ

 

 
 

Diagnostic Character Plate(DCP)

Fish Illustration Archiveの基幹図版


 
Diagnostic Character Plate(DCP)は、Fish Illustration Archiveが提唱する基幹図版です。
 
種を特徴づける診断形質を体系的に整理し、比較・識別・理解を支援することを目的としています。
本アーカイブで制作する図版は、このDCPで培った情報整理と品質基準を基盤として設計されています。

Diagnostic Character Plate(診断形質図版)として制作したケンムンヒラヨシノボリ(Rhinogobius yonezawai)雄の魚類図版。全身の側面図に第一背鰭、頭部、尾鰭、腹鰭の診断形質をA〜Dで示し、腹鰭の拡大図、計数形質(Meristics)、日本国内の確認分布図を併記した分類学的魚類イラスト。


Diagnostic Character Plate(形質診断図版) No.001
ケンムンヒラヨシノボリ Rhinogobius yonezawai ♂ の診断形質図版。
Illustration © Yuki Mukoda / Fish Illustration Archive

 
 

Fish Illustration Archiveについて


 
Fish Illustration Archiveでは、魚類図版を単なるイラストではなく、構造を理解し、正確に伝えるための情報媒体として制作しています。
 
比較図版、形質診断図版、外部形態図版、生態図版など、それぞれ異なる役割を持つ図版を通して、魚類の理解を支える知識基盤の構築を目指しています。

 
 

制作・利用をご検討の方へ

 
魚類図版は、

  • 学術研究
  • 博物館展示
  • 水族館展示
  • 教育教材
  • 図鑑・出版
  • 行政資料

など、さまざまな用途に合わせて制作できます。
 
ご相談・お見積りはお気軽にお問い合わせください。

 
 

作者プロフィール

大学では生物環境を専攻し、水産振興センターの指導のもと、小河川に生息する魚類の生態を一年間にわたり調査しました。
また、フィールド調査、採集記録、標本作成などの経験を通して、形態学的な視点から魚類の特徴や分類への理解を深めてきました。
実際のフィールドで観察した魚たちのダイナミックな姿や生命感に触れた経験が、現在の魚類図版制作の原点になっています。
また過去には、形成外科分野の研究論文における施術解説図(医学図版:シェーマ)の制作を担当し、図版が使用された論文は形成外科分野の
⚪︎PRS Global Open
⚪︎JPRAS Open
⚪︎European Journal of Plastic Surgery
などの国際学術誌に掲載されています。

研究内容を正確に伝えるための図版設計や、専門家との共同制作の経験を通じて、科学図版に求められる精度と情報整理の重要性を学びました。

現在は、こうした経験を基に

⚪︎魚類の形態的特徴
⚪︎種の識別ポイント
⚪︎生態的背景

を踏まえながら、正確さと分かりやすさを両立した魚類図版の設計・制作を行っています。

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