See Structure.
生命を理解し、その存り様を描く
魚類の姿には、それぞれの生命が持つ固有の形態と美しさがあります。
Fish Illustration Archiveは、科学的な観察と理解を通じて魚類の特徴を捉え、芸術的な表現によって、その存在を伝えることを目指しています。
形態を正確に描き、違いを明確にすること。それは、魚類をより深く理解するための基盤です。
一つの魚を知ることから、生命の多様性に気づき、自然への理解が広がっていく。
魚類を通じて、自然を見る眼を変える。
それが、Fish Illustration Archiveの目指す価値です。
カワヨシノボリ♂の魚類図版。
© Fish Illustration Archive
Artist's Perspective
観察から、生命の存在へ。
魚類の形態を描くことは、その生命を理解しようとする行為でもあります。
体の輪郭、鰭の構造、色彩や斑紋。それぞれの特徴を観察し、科学的な知見と照らし合わせながら、一つの魚の姿を捉えていきます。
図版には、観察したすべての情報を同じように描き込むわけではありません。
何を重要と捉え、どの特徴を明確にし、どのように表現するのか。
その一つひとつの判断に、作者の視点が表れます。
科学的な正確さを基盤としながら、生命としての存在感を伝えること。
それが、FIAの制作思想です。
Brand Identity
構造を見る視点を、かたちに。
Fish Illustration Archiveのブランドマークは、魚の姿そのものではなく、形態を観察し、構造を理解するための視点を象徴しています。
装飾を抑えたデザインは、作品そのものと向き合い、その特徴を見つめるという制作姿勢につながっています。
Fish Illustration System
一つの生命を、多様な視点から捉える。
一つの魚にも、さまざまな見方があります。
全体の姿を観察すること。特徴的な形態に注目すること。近縁種と比較し、その違いを理解すること。
Fish Illustration Archiveでは、単体図版を基礎として、比較図版、識別図版、外部形態図版、形質診断図版などを体系的に制作しています。
それぞれの図版は、魚類の異なる側面を理解するための視点を提供します。
Fish Illustration Archiveの魚類図版体系|基礎図版から情報設計図版への展開
Fish Illustration Archiveの魚類図版体系|基礎図版から情報設計図版への展開
掲載している図版はすべて、この体系に基づいて制作されています。
基礎形態を記録する図版から、種を識別するための図版、複数種を比較する図版まで、それぞれ異なる役割を持っています。
Quality Standard
理解と表現を支える、確かな根拠。
生命の姿を伝えるためには、科学的な正確さと、表現に対する誠実さが欠かせません。
学術文献、標本、写真、観察記録などを参照し、形態情報を検討すること。
制作目的に応じて、描くべき特徴と表現方法を選択すること。
そして、科学的な事実と作者の解釈を区別し、作品の根拠や制作判断を可能な範囲で明らかにすること。
Fish Illustration Archiveは、これらを制作の基本原則としています。
Vision
魚類の姿から、自然への理解を広げる。
一枚の魚類図版との出会いが、それまで気づかなかった形態の美しさや、生命の多様性を知るきっかけになる。
その発見が新たな関心を生み、自然をより深く観察することにつながっていく。
そのような体験を作品を通じて提供したいと考えています。
魚類図版を継続的に制作し、科学的な知識とともに蓄積することは、そのための重要な活動です。
一つひとつの作品と、その背景にある観察や理解を未来へ残すこと。
そして、作品に触れた人々が、自然や生命に対する新たな視点を見いだすこと。
それが、Fish Illustration Archiveの長期的な目標です。
オイカワ近縁種4種の比較図版。
© Fish Illustration Archive
魚類図版の制作をご検討の方へ
Fish Illustration Archiveでは、ここで紹介した図版体系と品質基準に基づき、研究、展示、教育、出版など、それぞれの用途に応じた魚類図版を制作しています。
制作内容や参考価格、納品形式、利用条件については、オーダーページにてご案内しています。